日本独楽博物館でなおなりさんにお会いした話

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 9月からずっと忙しくて、書きたいネタが色々あるのになかなか記事にできていません。なにはともあれ今回は、この前あった超エキサイティングな出来事について書きます。

 実は10月〜11月にかけて夫さんと一緒に日本に行ってきました。娘家族が現在住んでいる東京と、私が生まれ育った九州に行ったんですが、九州から東京に戻る途中どこかで観光しようという話しになり、名古屋に立ち寄ることになりました。夫さんとは去年一緒に『どうする家康』の大河ドラマを見たんですが、愛知県には家康ゆかりの地が沢山ありそうだということで。

 それに観光もいいけれど、私的にはスキルトイ関連のイベントとか見て、あわよくばスリンガーさんにもお会いしてみたい!などと思っていました。そこで、名古屋が活動圏内だと思われるなおなりさんにスキルトイ的に面白そうなところがないかどうか訊いてみたところ、お勧めしてもらったのが日本独楽博物館です。さらに現地でお会いできることになり、すごくラッキーで楽しみな展開となりました。


コマについての記憶

 さて、話しに入る前にまず、独楽について一旦自分の記憶を辿ってみます。コマは子供の頃ちょっと遊んだ気はするけれど、それほど興味や馴染みがあったわけではありません。子供の頃に遊んだのは、プラスチック製で直径2〜3センチくらいのミニサイズの、指先でひねって回すタイプのコマ(ひねり独楽)だったと思います。多分お菓子のおまけか何かで付いてきたのではないでしょうか。紐を巻いて投げて回すコマ(投げ独楽)の存在も知ってはいましたが実際に見たことはなく、お正月に男の子がする遊び(女の子は羽根つき)というイメージを持っていただけです。そういえば『お正月』の唱歌で、「お正月には凧上げて〜コマを回して遊びましょ〜♪」と歌いますよね。私には姉が1人いるだけで男の兄弟はいないので、子供の頃家に男の子用の玩具はなかったと思います。

 他にコマと言えば、外で拾ってきたどんぐりにつまようじを刺してどんぐりゴマを作ったことがあります。でもそれは多分、回すよりも作る方が面白かったからだと思います。

 私が小学生くらいの頃、地球ゴマが流行ったのを何となく覚えています。家にもあって、多分父親が買ってきたのではないでしょうか。地球ゴマが綱渡りをする映像の記憶があります。回すと丸いボールのような球体ができて、綺麗だなぁと思いながら眺めていました。父親がエンジニアで、家に金属製のコンパスや定規、字消し版といった、設計図を書く道具があったので、地球ゴマは玩具というよりは父親の道具のひとつというイメージでした。いま調べてみたら、1960〜70年代に流行ったそうなので、自分の記憶と大体一致します。

 次に記憶にあるコマといえば、ベイブレードです。私には娘と息子がおり、2人が小学生くらいの頃ここアメリカでもポケモンが大ブレイクしたんですが、ポケモンに続いて「最近これも日本で流行ってるよ〜」と入ってきたのがベイブレードだったと思います。回してぶつけてバトルする遊びなので基本的に男の子向けで、息子用にいつくか買ったりもらったりしたのでしょう……もうよく覚えていませんが、探してみたらまだ家に残っていました。(画像下)

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 息子はまあ、そこそこ遊んだのかな?……あまりよく覚えていませんが、それなりに遊んだから家に沢山残っているんだと思います。その頃私もベイブレードを試してみたことがあります。回転をつけるために、コマをシューターに装着して、ギザギザがついたワインダーをシューターから引き抜いて回すんですが、ワインダーには歯がついているし持ち方を間違ったら指とか怪我しそうで、「ちょっとこれ危なくね?」と思った記憶があります。でも息子は特に怪我をすることもなく、その内ベイブレードは卒業してしまったようです。

 私の人生の中でコマに関する記憶はこの位です。男の兄弟なしでスキルトイと何の関係もない家庭で生まれ育ち、結婚して男の子を1人育てたお母さんとして極普通だと思います。それが何故か、ベグレリに出会ってからスキルトイに興味を持ち、日本独楽博物館をウキウキ訪れるようになっているんですから、人生いつ何が起こるか分かりませんね!(笑)


独楽博物館でなおなりさんにコマ回しを教わる

 さて、前置きはこのくらいにして本題に入ります。11月某日、名古屋市にある日本独楽博物館に夫さんを連れて行ってきました。独楽博物館は不定期で休館日があるそうですので、事前の確認が必要です。館長の藤田由仁さん(愛称:コマのおっちゃん)と奥様の博子さん(愛称:コマのおばちゃん)にはメールで「なおなりさんのご紹介で……」と説明してあったので、まるで昔からの知人のように安心してご挨拶できました。コマのおっちゃんについてはネットで素敵な記事を見つけたので、よかったらこちらをどうぞ↓

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 パッと見倉庫の様な建物に入ると、棚やショーケースにはコマだけでなく、懐かしい玩具の数々が所狭しと並んでいました。昭和生まれの人だったらきっと誰でも子供の頃に遊んだ玩具を発見して懐かしくなると思います。ポゴスティックや竹とんぼを見て「あ〜こんなのありましたね〜」と、コマのおばちゃんとおしゃべりしました。

 おばちゃんとお話ししていたら、なおなり君が到着。黒のパーカー(ピンクの紐のベグレリがよく映える)と、おニューのAO2のスラックスで来てくれました。芸能人などテレビで見るより実物の方がずっと可愛い/かっこいい、という話しはよく聞きますが、本当にその通りでした(←思いっきりファン視点・笑)。やっぱり実際にお会いするとオーラのようなものを感じるからでしょうか。スリンガー視点でお手を拝見しましたら、手が大きくて指が長〜い! 背が高いから指も長いんでしょうね。いいなぁ。ブログ用に手のツーショットを撮らせてもらえばよかったです。とにかくお会いできたのが嬉しくて、そこまで考えが及びませんでした……。

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 (画像上)館の奥にあるショーケースには世界各地のコマが保管されています。まずはコマのコレクションを見ようということになり、奥の方に入ってみました。でもコレクション品が沢山ありすぎてとても全部は見切れず、とりあえずコマのおっちゃんとおばちゃんが説明してくれたものを興味深く拝見しました。巨大なコマや音が出るコマなど、ユニークなコマが沢山あって面白かったです。

 なおなり君がコマの実演もしてくれました。実はなおなり君、高校生のときに全日本こま技選手権大会・中高生以下部門で優勝したこともあるそうです。コマのおばちゃんが、優勝カップに結ばれたペナントの中からなおなり君の名前が書かれたリボンを見せてくれました。なおなり君はベグレリの他にジャグリングやディアボロなど色んな道具を使えることは知っていたんですが、コマも回せるんですね。

 もちろんコマだけでなく、ベグレリの実演もしてくれました。ベグレリのスリングは見た目よりずっと難しいと私は思っているんですが、なおなり君はテレビ出演やパフォーマンスの経験もあるせいか、注目されている中でも手馴れた感じでちゃちゃっとやって見せてくれました。最近話題の、なおなり君独特の、ベグレリが踊っているようなスリング! 生で拝見できて感激でした。その時の録画を編集して短い記念動画を作りましたので、下に貼っておきます〜。

 とにかく見るもの全てが「わぁーー、おぉーー、すごーーい!」ということばかりで私は圧倒されていたんですが、コマをやってみる?という流れになったので、それからコマ回しを教わりました。投げゴマは私は初めてです。難しそうなイメージがあったんですが、でも折角だからやってみたいっ。

 なおなり君とコマのおっちゃんが紐の巻き方から教えてくれました。どうにか紐が巻けまして、いざ投げる番。よく分からないままとりあえず言われた通りにポイッと前に投げてみると、なんと、回った! でも、細かいコツがあるようで、巻き方や投げ方がよくないと上手くいかないようです。でもコマの達人のおっちゃんとなおなり君の2人がかりという贅沢なご指導のもと、「ひもかけ手のせ」というらしいんですが、コマを回してから紐で掬い上げて手に乗せる技ができました。超嬉しかったです!
 おっちゃんはその道数十年のベテランなのでもちろんですが、なおなり君も普段子供たちにけん玉を教えたりしているので、教え方がとても上手です。説明がテキパキしてて、チャレンジを与えつつも見守る姿勢で、褒め上手。いい先生に教えてもらえて、とてもラッキーでした♪

 それに、私がコマについて長年なんとなく抱いていた疑問も解けました。コマが綱渡りをするとき何で紐から落っこちないんだろうと思っていたんですが、あれはコマが本体と心棒の付け根のところで紐にかかっているからなんですね。私はずっと、コマの心棒の先っぽが紐の上を移動している(すごい技術!)と思っていたんです。なぜなら地球ゴマがそうやって綱渡りをする記憶があったからです。地球ゴマは内側だけが回転するので外側は固定のままで倒れないし、心棒の先端に溝がついてて、その溝で紐の上を移動していました。でも普通のコマは心棒も回っているはずなので、どうなっているのか分からなかったのです。

 そんなこんなで、コマのコレクションを見たりコマの回し方を習ったりしていたらあっという間に時間が過ぎてしまいました。もっとゆっくり見たり遊んだりしたかったのですが、出発しなければいけない時間になり……。特になおなり君とはベグレリのお話しももっとしたかったのですが、時間が足りなかったのが残念です。でもお会いできてとても嬉しかった! またいつか機会があることを祈りつつ、その時までに私はもう少しベグレリがうまくなっていようと思いました。
 コマも、そこで使わせてもらった初心者用のものを購入したので、現在自宅でぼちぼち練習中です。真相が分かった綱渡りや、ツバメ返しなど、いつかできるようになったらいいなぁ。

 最後に、コマについて色々お話ししてくださった日本独楽博物館の藤田夫妻と、いつも大変お世話になっているなおなりさんに心より感謝申し上げます。すっごく楽しかったです!


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